2019 Cnadian Rockies im Summer カルガリー空港までの道は遠い

 7月23日(火)5時30分発

部屋を片付け、布団も二階に干した。戸締りよし。いよいよ出発だ。

駐車場は朝も早く余裕あり。6時32分こだま号。スーツケースはキャスターが勝手に動きだすのにびっくり。上に置くか、後方の座席の広い場所に置くものらしいが、席に余裕があり足元に置く。品川駅では人の流れが速く、立ち止まったりできない。いい場所のロッカーを見つけtoikaで支払い。チャージしておいて良かった。それもコンビニでできるなんて知らなかった。グーグルマップで息子の家までチャレンジ。方向感覚、土地勘がなく、マップは細い小道を示すので曲がりくねり、曲がった方向が正しいのかも分からなくなってきた。

 

やっとのことで着き、現場の人に保存した地図の写真を見せ、この家でいいか確認してもらう。親切な人で中も案内してくれる。大通りから少し入っているので静かな環境だった。家は立て込んでいるものの、庭木のある家が多く、細い通りながら緑があり

雑然とはしていない。来る時には迷路の様な細道を来たが、帰りは大通りを真っすぐに進めば分かり安い。大崎駅で成田エクスプレスの席を予約。品川に向かう。

品川駅ではスーツケースが邪魔で身動き取れず、早めに成田に向かう。

 

成田到着は13時頃。エスカレーターを乗り継ぎ、人の流れに沿って進む。第一ターミナルはネットで見たような景色。エア・カナダのカウンターを見つけホッとするが、まだ開いていない。時間までゆっくり飛行場の見渡せるロビーで読書をし待つことにする。

こんな贅沢な時間はない目の前の景色は世界と繋がっている。旅立つ人の期待がいっぱいの場所だ。息子もこの場所に立ったのだろう。間近で見る飛行機は大きくて、これが空を飛ぶことが信じられない。ターミナルは全てが広々としていて、解放感いっぱいだった。

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受付が始まるとホームステイの学生のツアーが多いのが分かった。どの子もウキウキしているようだ。親にお金を出してもらい海外に行けるありがたみが分っているのかと疑問に思う。スーツケースを預けやっと身軽になる。免税店はとても入れる雰囲気ではない。展望台に行くが蒸し暑くて長くは入れなかった。両替を済ませ、早めに出国審査に向かう。学生の親が見送りに来て通路で子供の記念写真を撮り、邪魔になっている。何かすごい違和感を感じる。

手荷物検査は思ったより簡単、パスポートも顔認証であっという間に終わる。

トイレで洗顔するが水が少量しか出ないので濯ぐのが大変。周りの床も濡らしてしまった。清掃員の人は気にしなくていいと言ってくれありがたかった。

水のペットボトルを買い搭乗ゲートへ。思いかけず娘から電話が来る。気にしてくれていたのかと嬉しかった。長女もずっと気にしてくれていることにも感謝。思ったより早めの搭乗。席は真ん中3席一番後ろの通路側。トイレは直ぐ後ろ。横の窓側2席は乗務員用で誰も座っていない。いよいよ出発だ。座席は慣れず緊張する。トイレの横にいてトイレの場所を聞いたりシートベルトのやり方が分からず隣の人が教えてくれたり、英語で話し掛けられて戸惑ったり。でもなんとななるだろう。ついにここまで来たことを実感だ。

 

暫くして機内サービス。英語で話し掛けられると緊張する。乗務員の女性背が高く貫禄がある。飲み物、食事と終わるとホッとした。映画を楽しみにしていたのに、日本語版が少ないし、見たいものが無い。唯一レンタルで借りたばかりの【アクアマン】を観る。16時45分に離陸し日本時間では深夜だろうに眠れない。隣の真ん中席の人はずっと眠ってトイレに立たない。私は意識して水を飲みトイレに何回か行く機内食に小さなペットボトルが出たり、何回か水をつぎに回ってきてくれた。機内は思ったより寒くない。

 

座席前の画面に地図上で、飛行機がどこを飛んでいるか写し出される。外の世界は全く見えないけれど太平洋の上を飛んでいることを想像する。今私は、空の上、雲の中、丸い地球の上にいる。

飛行機が北アメリカ大陸上空に来た。遠くに山脈が見える。高度を下げ始めた時、常務員用の窓側席を勧めてくれた。眼下の景色は測った様に長方形の、緑と黄色の地面。そこに線を引くように、どこまでも真っ直伸びる道。一面の平地で北海道の何倍もあるだろう。カナダに来たことが実感され、目が釘付けになる。ついにカナダに着いた。

飛行機を降り、よくわからず人の動きについて行く。飛行機便名のターンテーブルで荷物を待つ。当たり前だが日本語はない。不安だが慣れるしかない。入国審査は機械で日本語を選び自分で行う。パスポートは顔認証でチェック。ネットで英語の練習を少ししたが、この方が楽だ。

やっと空港を出た時、目に飛び込んできたのはお嫁さんが手を振っている姿。待っていてくれた。息子は直ぐ横のスターバックスにいる。ついにやった。一人でカナダに来たのだ。一人でもカナダに来れたのだ。安心感と嬉しさで興奮する。