オオサンショウウオの住む清流 赤目48滝
令和元年5月4日(土)
室生寺から30分ほど走り赤目滝へ。13:00
大変な混雑で駐車場に入れない。引き返し近くのキャンプ場に車を止めさせてもらい15分ほど歩く。土産物屋の間をしばらく歩くと滝の入り口。
湧き水の横に伊賀忍者が身を清めた場所とある。読んだばかりの『忍びの国』が思い出され、無門もこの地に立ったことがあるのかと想像することが楽しい。
滝の道は整備されている。森が強い日差しを遮る。渓流の音を聞きながら歩くのは気持ちが良い。
むき出しの大石の間を縫うように流れる所。深い淵を作り青色を湛える所。水底に落ち葉をいっぱいに貯め静かに流れを止める所。川には沢山の表情がある。
豪快な滝。落差はないが石の上を流れ落ちる滝。雛壇のような滝。深い淵を湛える滝。
全てが赤目の景色の一部。
滝のすぐ近くまで行って眺める。上から眺める。木立越に眺める。川に手を入れて眺める。深い森で日差しが届かず苔むした河原の石。もののけ姫の『こだま』がいそうな場所もある。静かな流れの淵にオオサンショウウオがいるのではと目を凝らす。
徐々に川上へと進んで行く。
本格的な登山の格好の人。子供ずれのご家族。年配の人。お出かけ用の服にスニーカーの人。すごいのは高いハイヒールの人。ここは全ての人の憩いの場所。各々が自分のペースで楽しんでいる。
4時30分で見回りの人が帰るとアナウンスが流れる。時間にあまり余裕がない。寄り道をせずに上流を目指す。往復3時は掛かると言われたが2時間15分で帰ってくる。
マイナスイオンを全身に浴びて日差しの中に戻って来た。さあ静岡に向かって出発だ。
追伸
土産物屋の前を通ると「行ってらっしゃい」「お帰りなさ」の温かい声掛け。感じがよくて思わずアイスを買ってしまう。
お土産の相談をしたお店のおばさんが親切に一緒に考えてくれる。帰りに名水に選ばれているお水をペットボトルに入れてくれた。どの人も親切だ。
「へこきまんじゅう」という変な名前の店に行列。どんなものかと買ってみると絶品!
形は違うがタイ焼きのようなイメージで、外の皮にお芋が練りこまれている。プレーンは中もお芋ではしっとりと自然な甘さで美味しかった。