令和元年12月26日 大宰府 宗像の旅

とても落ち着くホテルで、朝起きてエニアグラムの本を集中して読むことができた。6時30分温泉に。部屋着で行っていいよう温泉専用のエレベーターのある気配りが凄い。

朝食場所もとてもいい雰囲気だ。エレベーターで出会う人はみんな微笑みがある。

東京の冷たい雰囲気とはだいぶ違う。そして必ず女性から降ろしてくれる。

九州男児は威張っている印象だったが、実際は違うようだ。

 

荷物を置いて櫛田神社に向かう。駅前の道が放射線状にあるのを分からず、バスに乗った時の記憶で違う道を歩いてしまう。けれども地元の人がとても親切に道を教えてくれた。飾り山笠は10m以上あり圧巻だった。この土地の祭りに対する思い、その思いが大切にされているのが伝わってくる。

 

ホテルの人が大宰府までは直通バスが便利とアドバイスしてくれる。。昨日の渋滞を考えるとちょっと不安だが、ターミナルがホテルの目の前ということもありバスを選ぶ。福岡国際空港までは渋滞だった。不安になるがその先はスムーズに進む。大宰府は思ったより郊外で、道真は寂しい所に左遷されたのだと偲ばれる。

 大宰府天満宮は観光地化され、趣を感じられない。楽しみにしていた国立博物館、そして境内案内の人は冬休みだということ。名物「梅が枝餅」を食べる。おいしいが普通だった。

 

 昨夜屋台で話に出た宗像大社が気になる。案内所で聞くと、行ってこれるらしい。

電車だとずいぶん乗り換えが必要。博多までバスで帰り、電車でまた小倉方面に向かう。最寄駅はずいぶん小さく、人も少ない。バスに乗り宗像大社へ。

 この時点ではまだ宗像大社の事が良く分かっていない。隣の観光センターで充実した説明をしていた。

 VRでの沖ノ島の映像は圧巻で、島の様子、神宿る島と言われる所以が理解しやすい。自然から離れ、便利な暮らしのみが大切にされる中、そんな世界から隔絶された世界があるということが、神秘的で、祈りの深さを感じる。

 

センターでまさかの出光佐三の名前を見る。最寄り駅の2つ先の駅、赤間宿に出光佐三の生家があると知る。ここで繋がるということは行ってみなくては。時間もそうかからないよう。降り立った駅はこれといった特徴もない田舎だった。赤間宿も特別見る場所はない。出光佐三の生家は立派な家だった。あった事もない人が私の中でよりリアルになってくる。

 

博多駅に戻り駅ビルで水炊きを食べるのを楽しみにしていたが、予約がいっぱいで食べられない。お酒を少し飲みたいが、今日は運転があるので飲めない。

まだあれこれ食べてみたいが時間も気になり簡単に済ませる。

 

早めに空港に行きお土産を購入する。行きがギリギリだったので早めに荷物チェックを済ませて正解だった。出発ゲートの1番は端の為、着くのに時間が掛かった。

 

行きの便で親切にしてくれた搭乗員と会えるのではと期待したが、別の人だった。

帰りのは雨の為、視界は全くなく残念だった。そして下降してゆく時の耳の痛さがつらかった。吉田側から陸に入り静岡空港に。疲れは全くない。今までの旅とはまた違う充実した旅だった。