ロンドンへの旅(陽向ちゃんに会いに)1日目

全ての準備が終わった。緊張が高まっている。スーツケースを玄関にだす。

家の片付け、冷蔵庫、花、メダカなどやれることはやった。

今日は仕事が終わって東京、蒲田まで行くだけなのに、それさえも不安だ。

仕事はいつも暇なのに、錆調査の貼り付けがまだだいぶある。時間いっぱい

やっているともう15時。時間は刻々と進んで行く。

家に帰り戸締りを確認。2週間の旅は随分長く、想像もつかない。

不安と緊張の中出発だ。あてにしていた駐車場は満車。何とか安い場所にたどり着く。

品川から京浜東北線で蒲田まで。明日は京急蒲田駅から羽田に向かう。

まずは明日の駅を確認。15分程だが、知らない道を歩くのは不安だ。

今日の宿についてから夕食をと思っていたが、疲れて途中の「俺の焼き鳥」で

食事。今まで食べた中で一番美味しい焼き鳥だった。

宿は4,000円代なのに、駅のすぐ横、商店街の横で立地がいい。

押し入れの様な作りの下の部屋を取り一安心。

沢山のマンガや共同の寛ぎスペース、シャワー室があり快適だ。

飲み物が充実し、アイスまである。

明日の事を考え早く寝る事にする。

 

福島原発20キロ圏内の旅 6月1日から3日 ①出かけて思った事

以前から震災の場所を見てみたかった。興味本位とは違うと思う。

余りに遠い。時間もない。そしてコロナ禍になる。

ガイドツアーがあると分かりずっと気になっていた。

 

失業中の今しかない。多分回りのほとんどの人は、自由でいいね(否定的に)

とか、そんなにお金を使ってとか、一人で行ったの、変わってるねとか

言わるるのだろう。自分もそう思いがちなのに気づく。

 

頑張っている、我慢している、努力している、苦労しているの方が肯定的に

とらえられる。

自由にしている、楽しででいる、楽にしているは否定的。

誰かに迷惑を掛けるでもなく、やるべきことをやっている。

それでも、もっとやらなくてはいけない。もっと人より沢山やらなくてはと

どこか自分に鞭を打つ。

 

もう少しのんびりでもいいのでは。今が楽しい、今が充実しているなら。

もし、だらだらしているよな気がして、心地よくないなら、本当にやりたい事が

きっとあるのだろう。さぼっているような気がして、居心地が悪いのなら、何かしなければいけに事があるのだろうか。それは今すぐやらなくてはいけない事?どうしてもやらなくてはならない事?至急の事?

 

自分がやりたい事をしていて、それが気持ちいいなら

人の評価など気にしたくない。人など何も当てにできない。人い期待しない。

やはり自分のことは、自分でやらなくては。

働かない生活…引きこもり5月14日~16日

昨日から雨は降り続き、明け方は雨脚も強い。

前の山が少し崩れたと連絡があり、様子を見に行く。8時

 

外は雨のち曇り。土曜日。晴れた平日は家でのんびりすることに抵抗がある。

昼間は働く。晴耕雨読

義母は頭が痛いとよく昼間から本を読みのんびりしていた。実家の母は日中はいつも働きどおしだった。義母に対しての認められない思いが自分を縛っているのかもしれない。

夕方、浜岡に出た帰り、砂丘の海で本を読む。夏目さんと電話で事務処理の事を話す。

 

県事務は新しい人二人にかかり切りだと聞く。無視するのではなく、関わってくれているのは良かった。きっと思い通りにさせたくて、細かい事まで言っているのかも。

一人で大変な思いをして、仕事が出来る人になろうとしているのかも。

無理をして、子供がいないので遅くまでやれたとしても、それがいい事なのか。

本当にいいのは、みんなで協力して、みんなで早く終わる事ではないのか。

 

15日 午前中 花畑の草取り。ふっせで生えた芽が育つのかも分からない。

集中が切れる。食べたくないのにストレスで食べてしまう。

自分が好きになれない。午後、腐葉土、たい肥を買いにゆく。何とか花を植えられた。

疲れて、テレビをボーと見てしまう。お風呂に入る気力なし。

充実していない。自分が情けない。

 

16日

小田あゆ子さんの家に行く。近づくにつれて気が重い。怖い。構えてしまう。

マンションは1,700万くらい。3LDK。2人暮らしには丁度いい感じだった。

お互いの子供の事。貴博たちの事も話した。仕事を辞めた訳も話した。

それでも、今の家の状況についてはとても話せなかった。

菊川インター近くの魚河岸寿司に行く。11時から数限定のお寿司や、定食が安く食べられるらしい。550円で豪華な、本格的なお寿司にびっくりした。

 

心のどこかで、こんな距離感でいいのか、こんな話でいいのかと不安になっている。

心から楽しめない。相手にどう思われているのか不安になる。

 

年金の手続きの予約をする。戸籍謄本を取りに行く。久しぶりの教育委員会

知っている人と会いたくない。教育委員会を忘れていたい。まだ気持ちの整理はできない様だ。

 

最近、食生活が乱れている。髪が薄くなった。まだセブンでパンを買ってしまった。

食品を買い、何品か作ってみた。

計画通りの、充実した生活とはいかない物の、少しづつ慣れ、今しかないゆとりのある

生活を楽しみたい。

 

 

 

 

 

空気まで緑に染まる…マキノ高原、メタセコイア並木

人の営み、温もりを感じる

新緑の緑のトンネルが続く

原始を思わせる大木

今津から。眼下に広がる琵琶湖





メタセコイアにどうして心を惹かれるのだろう。初めて見たのは名古屋に向かう途中の

東名、豊田インター付近にある10本くらいの姿だった。気持ちいいくらいに、空に真っすぐ伸びるその巨木は存在感があり、目を引いた。

 

滋賀県高島市マキノ高原のその並木道があると知り、行ってみたいとずっと思っていた。自転車で世界一周をした、石田ゆうすけさんが高島市に住んでいると知ってより身近に感じた。昨年悠里と近江八幡に行ったのもあり、遠くには感じない。

 

出かける事を見越し、前日は庭の植木の剪定など、一日働く。

一泊するかをまだ迷っている。何が一番ネックか。脇屋のことだ。いちいち言うのが

うるさい。それと車中泊の不安もある。十分支度が整はないので、今回は日帰りにする。

 

5時に出発。出かける前までは、とてつもなく遠い、たどり着けるかと不安なのが、いざ出発すると、ワクワクしてくる。新緑の景色を見ながらの移動は楽しい。

以前来た、春日井、一宮、伊吹山が懐かしい。養老山地、伊吹山の間にわずかな切れ間があり、そこが関ケ原だ。実際その場に立つと、地形が良く分かり、古戦場になったのが分かり易い。

 

北陸自動車道に入る。琵琶湖はすぐ横になる。高速を降り、ナビに従って進む。

初めての場所、馴染みのない地名が珍しく、遠くに来たことを感じた。

 

わずかに段になって広がる一面の田んぼ。集落は遠くにかたまって見える。そこが菊川と違うところだろうか。同じ田園地帯でも少し違うのが面白い。

 

目の前に見えたメタセコイアの並木に目を奪われ、その後ろに控えたメタセコイアの緑のトンネルは圧巻だった。来てよかった。9時15分着

 

まだ人は少なく、朝の清々しい中をゆっくりと散歩を楽しむことが出来た。

車も少なく、道の真ん中に出ては、写真を撮ったり、風景を楽しんだり満喫する。

 

里山の緑、リンゴ畑の緑、栗畑の緑、すべてが緑で、空気までも緑に染められて

いる様に感じる。並木道を離れ田んぼの道に出る。水路が張り巡らされ、そこに

活き活きと、キラキラとした水が流れる。田植えの準備で働く人の横を歩く。

人の生活の息遣い、有機質な感じ。観光地化されていない、人の生活と共にあるのが

心地いい。

 

ここまで来ると福井県小浜市、若狭市、敦賀市は近い。初めての場所、小浜市に向かう。12時。

 

険しい山道ではなく、福井県に入る。途中「瓜割りの滝」によるが、滝ではなく

ちょっとした川だった。美味しい水、全国2位と聞きペットボトルに詰める。

 

小浜市着。日本海は薄水色で美しい。波も静かだ。こちらの名物はサバ寿司という事で道の駅、直営店で3種類別の物を買って食べるが、値段の割には美味しくない。

 

海岸線に沿って若狭湾へ。海水浴場の水がきれいだ。三方五湖は水が濁っている。

時間は15時。そろそろ滋賀県に帰る事にする。

 

高島市、今津にある琵琶湖の見渡せる施設に行く。琵琶湖の大きさを実感する。琵琶湖の遊泳場を見る。余り綺麗ではなかった。人気のある白髭神社へ。イメージと違い大したことはなくてびっくりだ。時間は17時30分。

 

帰り道の温泉施設を検索。マキノ高原が近いので、またメタセコイアの並木を通り

その横の温泉に。温泉の隣はキャンプ場になっている。スキー場を使ったキャンプ場は広々として気持ち良さそうだった。不安な道の駅の車中泊より、キャンプ場の方が

安心かもしれないと思った。

 

帰り道、高速で小谷城跡の横を通る。賤ケ岳の古戦場もあった。安土城跡も近い

この地で歴史が大きく動いたことを感じる。

 

帰り道は夜で暗いが、集中しながら運転する。家に近づく、静岡県に入るとホットする。自宅着 10時30分。

 

 

 

 

 

 

 

働かない生活…先が見えないのは辛い( ;∀;) 5月12日

安定しない日々が続く。就職先が決まっていれば、安心してのんびりできるのに、決まっていなと言うだけで、こんなにも不安になるのか。

 

もしかして、人に聞かれた時に答えられるから。自分の見栄の為。

もしかして、働いていないと世間に対して肩身が狭い。回りから承認されない。

ただの人になってしまう。…ただの人ってどんな人…。

 

悠里にワクチン接種券を送る。一緒に「おはたき」をいれてやろう。

朝はなるべく早くから動きだしたい。「大東ミナクル市」で購入し、そのまま

磐田市にある「庭の展示場」「アトリエいつき」に行く。

 

南にある畑を花畑にしたいが、何かポイントを置きたい。変化を付けたい。

参考にしようと行ってみる。こじんまりと、でもとても自然、落ち着く、統一感がある。ベンチやソファーがあり、暫く座って眺めたい。

 

別店の「アトリエいつき」は盆栽や、苔玉など和で統一。3頭のヤギが出迎えてくれる。睡蓮鉢に置かれたウオーターマッシュルームとメダカが素敵だ。

これなら真似できそう。眠っている睡蓮鉢も使える。

 

「アロマティカス」のオイルを作るワークショップ、庭の相談会を申し込む。

以前は人前に出たくなかったのに、不思議と余り気にならない。

以前の様に、人前で緊張することが、少なくなったからだろうか。

 

午後からはいよいよ最後の面接。ここが本命だが、なんとすでに4人いる。そしてみんな若い。50代前半の人もいるだろうか。人間ドックの説明は2人だが、明らかに私を年上だと意識して、道を譲ってくれる。はたからはそう見えるのだ。改めて自分の年齢を感じた。受付に行ってみると、意外に薄暗い。制服も素敵ではない。人間ドックの場所を案内してもらい、いい経験だった。分かってはいるものの、やはり落ちたらショックだろうな。かといってわくわくするかというと、そうでもない。

 

家に帰ると先に受けた面接の結果通知。案の定不採用。分かっていてもショックだった。まるで自分を否定された様な気がする。無理して、焦って悪い条件や、働きにくい所に勤めたくない。でも早く決まって安心したい。複雑な心境だ。

働かない生活…自分には価値があるのか…5月13日

ゴールデンウィークが終わり、働くという日常が動き始めた。以前のようなストレスがない事を大喜びしたい。半面、回りの目が気になる、この先どうなるのか不安で、小心者の私は内心ビクビクしている。

 

働かなくては社会に認めて貰えない。自分で自分を承認できない。回りに承認してもらいたい。

 

働かなくても、充実して生きていけるのか。没頭して何かできるのか、集中して時間を使えるのだろうか。不安に負けずに自分らしくいれるのか。

 

昨日からの計画で、「焼津金魚センター」へ。朝8時から営業。問い合わせたところ、ヒメダカ10匹で130円とお手頃だ。娘への届け物もあり丁度いい。

 

そこは、外に鶏がいる。柴犬が寝ている。なんとも温もりのある、安心しては入れる場所だった。もっと高いメダカもいるが、その違いは分からなかった。店の人はとても親切で押し売りせず、ヒメダカを勧めてくれた。

 

店の奥の区切られた池には、種類ごとに綺麗な金魚やコイが泳いでいる。小雨の波紋に揺れる水。活き活きと泳ぐ魚。澄んだ水の中、見飽きないほど綺麗で、鮮やかに感じた。

 

せっかくここまで来たので、美味しいご飯のお店はないか。港の近くの小川食堂に行ってみる。ここは朝早くから、お昼までの営業だ。港が目の前で、そこに働く人用の食堂のよう。「寒サバの塩焼き定食」830円を注文。油がのっていて、サバ本来の味、昔懐かしい味がした。

 

帰りに図書館で「Facebook」の本を借りる。今は見る専門だけれど、発信も始めたい。

 

睡蓮鉢に移したメダカはまだ警戒して、陰に隠れている。

炎や、小動物など不規則な動きの物を見ると、心が安らぐらしい。

早く慣れて、私に寄ってくれのが楽しみだ。

 

「シマサク」さんが午後に来ると言うので待っていたが結局こない。

 

夏目さんが連絡をくれた。今日は金曜日。一週間お疲れ様。人と繋がっている事が嬉しかった。また働き始めるまでの貴重な時間、「働かない生活」を記録したいと思えた。

 

睡蓮鉢

顔を出すヒメダカ

 

 

 

令和元年12月26日 大宰府 宗像の旅

とても落ち着くホテルで、朝起きてエニアグラムの本を集中して読むことができた。6時30分温泉に。部屋着で行っていいよう温泉専用のエレベーターのある気配りが凄い。

朝食場所もとてもいい雰囲気だ。エレベーターで出会う人はみんな微笑みがある。

東京の冷たい雰囲気とはだいぶ違う。そして必ず女性から降ろしてくれる。

九州男児は威張っている印象だったが、実際は違うようだ。

 

荷物を置いて櫛田神社に向かう。駅前の道が放射線状にあるのを分からず、バスに乗った時の記憶で違う道を歩いてしまう。けれども地元の人がとても親切に道を教えてくれた。飾り山笠は10m以上あり圧巻だった。この土地の祭りに対する思い、その思いが大切にされているのが伝わってくる。

 

ホテルの人が大宰府までは直通バスが便利とアドバイスしてくれる。。昨日の渋滞を考えるとちょっと不安だが、ターミナルがホテルの目の前ということもありバスを選ぶ。福岡国際空港までは渋滞だった。不安になるがその先はスムーズに進む。大宰府は思ったより郊外で、道真は寂しい所に左遷されたのだと偲ばれる。

 大宰府天満宮は観光地化され、趣を感じられない。楽しみにしていた国立博物館、そして境内案内の人は冬休みだということ。名物「梅が枝餅」を食べる。おいしいが普通だった。

 

 昨夜屋台で話に出た宗像大社が気になる。案内所で聞くと、行ってこれるらしい。

電車だとずいぶん乗り換えが必要。博多までバスで帰り、電車でまた小倉方面に向かう。最寄駅はずいぶん小さく、人も少ない。バスに乗り宗像大社へ。

 この時点ではまだ宗像大社の事が良く分かっていない。隣の観光センターで充実した説明をしていた。

 VRでの沖ノ島の映像は圧巻で、島の様子、神宿る島と言われる所以が理解しやすい。自然から離れ、便利な暮らしのみが大切にされる中、そんな世界から隔絶された世界があるということが、神秘的で、祈りの深さを感じる。

 

センターでまさかの出光佐三の名前を見る。最寄り駅の2つ先の駅、赤間宿に出光佐三の生家があると知る。ここで繋がるということは行ってみなくては。時間もそうかからないよう。降り立った駅はこれといった特徴もない田舎だった。赤間宿も特別見る場所はない。出光佐三の生家は立派な家だった。あった事もない人が私の中でよりリアルになってくる。

 

博多駅に戻り駅ビルで水炊きを食べるのを楽しみにしていたが、予約がいっぱいで食べられない。お酒を少し飲みたいが、今日は運転があるので飲めない。

まだあれこれ食べてみたいが時間も気になり簡単に済ませる。

 

早めに空港に行きお土産を購入する。行きがギリギリだったので早めに荷物チェックを済ませて正解だった。出発ゲートの1番は端の為、着くのに時間が掛かった。

 

行きの便で親切にしてくれた搭乗員と会えるのではと期待したが、別の人だった。

帰りのは雨の為、視界は全くなく残念だった。そして下降してゆく時の耳の痛さがつらかった。吉田側から陸に入り静岡空港に。疲れは全くない。今までの旅とはまた違う充実した旅だった。