馬籠宿から妻籠宿 中山道の旅

27日(土)いよいよ10連休 夜半の雨で畑仕事はできない。楽しみにしていた映画アベンジャーズ8:25を見に行く。3時間あっという間だったが、大好きな登場人物が死に、どんでん返しも無い。シリーズは本当に終わってしまったのだ。暫くたってひしひしと感じる。身近な人がいなくなったような寂しさ。

 

H31年4月28日(日)4:45発 三ケ日SA 中央道 恵那峡SA 馬籠宿発9:00

渋滞もなく到着。無料の駐車場も余裕がある。商店はまだ開いていないので人影はまばら。寒い。びっくりする位寒い。10度以下。恵の分も多めに服を持ってきてよかった。新緑の萌黄色と山桜の白色が山を彩っている。早春の里。恵那山を背に石畳を上ってゆく。前を歩く外国人カップル。顔が小さい。鼻が高い。この後すれ違いながらも近くを歩きつつ、妻籠までいく。

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朝、人影少ない馬籠、石畳

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雄大な恵那山を背に歩く

冷たい風が吹き耳が痛い。宿場を過ぎ、民家の間の道を歩く。道端の花、民家の植木、よく手入れされ登りの疲れを癒してくれる。

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鮮やかな花桃の花。春を告げている

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萌黄色、優しい色の新緑の山

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日本昔話に出てくるような場所


馬籠峠。岐阜県から長野県へ。県境を歩いて通る。いよいよ長い下り坂。

急な下り坂の先の小川の小道。小さな丸木橋。小川のせせらぎの音を楽しみながら歩く。せせらぎと一緒に歩く。突然森が開け昔話のような世界が広がった。花咲か爺さんが花を咲かせたような見事な枝垂れ桜。炉を切った古民家。地元のおじさんが旅人にお茶を振る舞う。そこには確かに昔の日本の風景があった。

 

途中のトイレはきれいに整備されていて気持ちがいい。帰りも歩いて帰ろうか。気持ちは良さそうだが体力的に大丈夫だろうか。

 

妻籠に着くと一気に賑やかになる。山道を歩いて来た分、急に人が多くなりホッとする。昔の旅人もきっとそうに違いない。昔が偲ばれる街並みを歩くとなぜが落ち着く。時間がゆっくり流れている気がする。

時間も十分ある。歩いて馬籠まで帰ろう。花咲か爺さん付近まで来た時は本当にほっとした。妻籠で買った栗きんとんを食べる。絶品。野沢菜おやきはパンのようで残念。後少し、最後の急とを登って馬籠峠に到着。長野県から岐阜県に。

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馬籠峠、ひょっこりはん

馬籠宿まで一気に下る。朝とは大違い。宿場は人で溢れていた。栗おこわを食べたかったが持ち帰り用はない。念願の栗きんとんアイスを食べる。

疲れた体を温泉が待っていた。肌がつるつるになる温泉は体を癒す。疲れが一気に出て倒れそうに眠い。少しだけ横になりたい。豆腐サラダ、けいちゃん定食を食べる。横の席に外国人女性一人。一人で旅する強さを感じる。

帰りは恵が三ケ日SAまで運転してくれた。自宅着9:15 中山道満喫。目にも体にも染み込むような一日だった。