梅雨入り 森の緑色鮮やかに

6月8日(土)

昨日からの雨は朝方上がる。昨夜DVD「空海」を借りいつもより遅くまで起きていた為か、目覚めてからもスッキリしない。いつもの通り起きて本を読むがうたた寝をしてしまう。梅雨入りの予報後のせっかくの晴れ間。洗濯や布団干しをして過ごす。体調はすぐれず食欲なし。サンドイッチを食べながら縁側で風を感じて本を読む。幸せだ。

 

午後、森口事務所に靴を返品に行きたいが電話をしても繋がらない。勇気を出して返品を依頼した自分は以前より成長したと思う。

蒸し暑く図書館で本を読むことに。やはり体調はすぐれず。もう夏バテか。アイスなら食べられそう。帰ってくる娘の為に、明日の為にアイスとパンを購入。

明日は、早朝から粟ヶ岳に娘と登る予定だが、体調は大丈夫だろうか。

 

6月9日(日)

夜半、風が出て気温が下がる。朝から天気が崩れて来た。粟ヶ岳は無理そうだ。

娘の御殿場アウトレットで「シェイクシャック」ハンバーガーを食べたいの一言で、今日の予定が決まる。私はもう一度行きたいと思っていた「旧岸信介邸」を提案。

 

久しぶりのアウトレットは中国人が多い。ブランドの店舗は、冷やかすこともできずほとんど素通り。目的地に真っすぐ向かう。混み合う直前に注文が出来てラッキーだった。【マッシュルーム・チーズりのハンバーガー・ポテト・レモネードと紅茶ドリンク】

一つ

体の事を考えたこだわりの厳選素材を使っている。値段は高いが美味しさと、味付けに大満足。シャックとは小屋という意味らしい。小屋からの出発で、多くの人にその考えが受け入れられた事を実際食べて感じた。

f:id:minnto88:20190611054534j:plain

 

f:id:minnto88:20190611054418j:plain

 

「とやら・旧岸信介邸」はアウトレットの直ぐそば。雨の中、森に小径を歩くのが残念だと思っていた。ところが、日差しの照り返しが無い分、緑がより深く、濃く、鮮やに見える。雨の森は静かで、木の息遣いが聞こえてくるようだ。「とらや」は雨の森に溶け込んで建つ。木でできた店舗は回りと調和し、外と内との境もなく自分も森に溶け込んで時間を過ごす。

 

旧岸邸では和室の縁側に座り、庭も眺める。幾種類もの樹木が調和して一つの庭になる。地面の苔さえ庭の一部となり存在感を示す。沢山の木があっても決して重たくなく木々の間から景色が透け、風が通る。この世界を写真に残したいが、伝えたい感じがカメラ越だと違ってしまいもどかしい。

娘の新しい才能発見。伝えたい感動を見事写真に収めている。今まで自分がいかに適当に写真を撮って来たかよく分かった。

ブログに乗せた写真も全て娘の写真を送ってもらったもの。私ももう少し時間をかけ、場所を選んで撮りたい。

f:id:minnto88:20190611060323j:plain

 

 

f:id:minnto88:20190611060741j:plain

岸信介の座った場所から見える景色。机に緑が映り込み絵画のような美しさ。

f:id:minnto88:20190611060936j:plain

ダイニングからの景色。庭が一枚の絵画の様になる。

係りの人が二人いて親切に説明をしてくれる。上部写真、右側ボルドー色の紅葉は

のむら紅葉。秋には真っ赤に紅葉するらしい。和室側の紅葉はいろは紅葉。様々な色に紅葉。正面の皮がはげた木は「無患子 ムクロジ」昔は実を羽子板の羽にして遊んだ。

お釈迦様はこの実で数珠を作ったと言われ、子供が病気をしないと漢字で書く。

その奥に大きく一本立つのは「さわら」以前木曽に行った時にも目にした。奈良の仏像はこの木で彫られたものがあり、とても硬い木だと聞いたのを思い出す。

 

この後「えびせんの里」により、試食のしまくり。無料コーヒーのサービス付きで満足。5時頃帰路に着く。

何より嬉しかったのは娘とこの景色、空間、空気感の良さを共感できたことだ。

別れ際、まだ名残惜しい気がした。明日からのエネルギーも充電できいい休日だった。