天空の聖域 高野山

朝 2:20発 こんな朝早くから東名は普通車で混んでいる。同じように早くから出かける人が多いのに仲間意識を感じ嬉しい。浜名湖SA、車中泊の車でいっぱい。刈谷は駐車スペースがなくそのまま本線に戻る。

亀山付近、新しくできた東名阪の道に間違えて入る。以前悠里と間違えて入ったので、すぐに気づき菰野で降り四日市から入りなおす。なんとか8時までには高野山に着きたかったので焦る。名阪国道に入り橿原市付近は道が少し心配だったが、スムーズに進む。

和歌山県に入り高野山入り口をナビが案内。土地感がないので案内があっても不安。

思ったより走りやすい山道で随分高度を上げる。7:50着

駐車場、満車の所もあったが、何とか止められた。

 

朝から人が多い。『壇上伽藍』の前の沢山の人に誘わ足を運ぶ。

8:00 色鮮やかな法衣を着た何十人もの僧侶、黒の法衣の若い僧侶、紋付を着た人お稚児さん、

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沢山の人がお堂から出てきて行列を作る。最後は昔ながらの白装束を着た10人程の人が担ぐ輿に立派なお坊さんが乗り込む。一体何事が始まるのか

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後から今日は年に2回の結縁灌頂の日だと聞く。仏様と縁を結ぶ日ということ。
高野山だけの尺度と時間が存在しているようだ。

奥の院を目指し歩く。途中に宿坊を兼ねたお寺が立ち並ぶ。どのお寺も掃き清められ季節な花が美しい。奥の院参道は鬱蒼とした木立の中に苔むした大小さまざまな石塔が立り並ぶ。初めて見た五輪の石塔。梵字で上から『空 風 火 水 土』と書かれているらしい。

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ここは聖域、信仰の中では浄土として存在している。その為戦国時代の武将達もここに墓石を立てたかったと後で説明を聞く。知らずに沢山の観光客に交じり歩きながら、夕方ここを歩くのは怖そうだと罰当たりな事を考えた。

空海が今も生きて見守っていると信じられている。沢山の信仰の中、奥の院は厳粛な空気に包まれる。

帰り道、休憩所にいた僧侶が快く色々教えてくれる。

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金剛峯寺』は圧倒される大きさと、木造建築の歴史を感じる建物だった。たまたま道を聞いた出会いで、ガイドをお願いする。仏教に対して何の関心もなく唯一親鸞上人に多少の知識があるぐらいだった。資料を見せながら丁寧に説明してくれ、基本的な質問にも熱心に答えてくれる。建物の中の展示物の意味、庭の意味などずっと聞いていたい程良かった。シンガポールで発掘の仕事をしてい、たまたま今日本に帰っているらしい。いい出会いに感謝。

夕方道が混み始める前15:30下山。

 

今日車中泊予定 『道の駅九度山』に行くがなんと明日からのお祭りで夜は駐車禁止。『道の駅 紀の川』に行くがピンとこない。とりあえず『ゆの里』に行こう

宵闇の中、里からも高野山の明かりが見え隠れする。なんだかとても恋しい。

大門の駐車場で車中泊しようか迷うが今からあの山道は大変だ。京奈和道に入りPSで車中泊と決め後ろ髪引かれる様に和歌山を後にする。