瀬戸内海の旅。明石大橋

高松港着。帰りのフェリーは先頭の見晴らしのいい席に座る。島から同じウインドブレーカーを着たおじいちゃん4人組が隣にすわる。高松まで何の用事だろう。ここに住む人の暮らしを思い想像してしまう。高松のビルの谷間にトンビが何羽も飛んでいた。珍し光景にここは四国なんだと思う。

さあ次は、讃岐うどんだ。この旅の目的の一つでもある。悠里が調べておいてくれた。

昼を過ぎこんではいないだろうと思ったのは甘かった。何十人も並び食べるのはとても無理そうだ。次に行ったお店は地元店といった感じで良かった。うどんも丸亀製麺とはどこか違う。大満足だ。

 

いよいよ明石大橋を渡り鳴門海峡を越え淡路島に。四国から見る明石大橋はまるでオブジェのように均整がとれ美しい。眺めるだけで満足してしまう。

SAに実際に橋を支えるワイヤーが展示されていた。それは美しさとは無縁の強力な鋼であり、数えきれないワイヤーの集まりが一本の線になりまたその沢山の線が橋を支えている。橋の縁の下の力を見た気分だ。

橋に入るとそのけた違い、想像以上のスケールに驚く。見上げても見上げきれないような高さのタワー。運転中で怖くてよく見れなかった。名港トリトンが可愛く感じる。

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ずっと眺めていたい、明石大橋

淡路島は大きい。平地が多く島というよりもう本州に着いたかと思ってしまった。本州に帰ってきた。兵庫県の道は大渋滞。高層ビルの中をのろのろと走る。こういう所にはとても住めそうにない。ビルばかりで土の臭いがしない。

やっと渋滞を抜けたがあたりはもう暗くなってきた。この後まだ大阪、京都、滋賀、三重と進んで行く。

いくつかの県をあっという間通過しいよいよ御在所に帰ってきた。これで悠里ともしばらく会えないかと思うと寂しい。本当にいい旅だった。2日間でこれだけ回れたのも悠里のお陰。お金はなくても瀬戸内海を十分満喫できた。悠里とならこんな旅ができて楽しい。さあ後は慣れた道を走って3時間。静岡に帰ろう。疲れはなく、充実感のみ。

明日からまだ仕事を頑張ろう。